モリンガの育て方について、モリンガ生産者が栽培方法・収穫後の利用法など詳しく教えます。

2021年3月31日

モリンガの栽培収穫方法。収穫後の利用法について。

皆様に当てはまるように様々なシーンで栽培したと想定して書いております。
鉢・プランターは赤字で補足しています。

ワサビノキ(モリンガ)は摂氏50度にもなる暑い国で、古来より自生するワサビノキ科の植物です。
そのため寒い気候に弱く、沖縄県を除く日本では、梅雨前に種を植え、晩秋までの数か月が栽培時期です。
天草モリンガファームでは毎年、5月のゴールデンウィーク明け頃から種を植えます。)

モリンガには92種類の栄養素(うち46種類は抗酸化作用を持ち、30種類は抗炎症作用を有する)を単一で、しかもバランスよく含む食物は他に見あたりません。
一物全体のお手本のような植物です。

近年スーパーフードとして注目されているモリンガですが、ここにはモリンガの種を購入される方から一番質問の多い栽培方法と収穫後の活用法を紹介します。
参考になれば幸いです。


ただ、これが正解というわけではありません。

弊社も試行錯誤を重ねて今の栽培方法にたどり着き、これからもそれを繰り返しながらやり方が変わっていくかもしれません。

皆様のお住まいの地域の土に合った栽培方法がほかにあるかもしれません。

どうぞ失敗しながら楽しんで栽培を行ってほしいと思います。

 

土壌準備


日本での栽培においては一般的に、有機肥料を撒き、畑の掘り起こしを行い、畝を高く(高さ30cm程度)し、マルチシートを張ります。

鉢やプランターの場合、根が縦に伸びるので深さのあるものが適しています。
土は園芸用の土で充分です。

 

播種・栽培

1年で3mほどに成長するので、少なくとも20×20センチメートルの間隔で植えれば、管理や収穫がやり易くなります。

天草モリンガファーム(以下弊社)では畝を高くした後マルチを張り、40~50cm間隔で穴をあけ穴に2~4粒植えます。
芽が出たら一番元気なものを残し間引きしています。これは、あまり手をかけずに多く収穫することができます。

水は、土が乾き過ぎず、湿り過ぎない程度に与えてください。
水のやりすぎは厳禁です。

苗を密集させると草取りや疾病予防が難しくなると思います。
また、密集度が高いほど成長度は低くなる傾向にあります。

弊社がインドから仕入れているモリンガの種の発芽率は7割程度。毎年新しい種を仕入れておりますので、播種する直前に購入することをお勧めします。
前年の種は保存状態により発芽率が低下する場合が大いにあります。

モリンガの葉の収穫が目的なら収穫しやすい1m~2mほどの高さに一度切ってもかまいません。
切ることで脇芽が数本出てくるので、切っても切らなくても収穫量はあまり変わらない結果になります。

鉢やプランターの場合1mほどまでしか成長しないので15cm間隔で植えてもかまいません。
もし窮屈なくらい成長したら、鉢やプランターをもう一つ用意して間隔を広く植え替えます。

 

収穫

ワサビノキ(モリンガ)の収穫は、ハサミなどの道具は特に必要ありません。
弊社では手作業で行い、トラックまで運ぶ際、コンテナを使います。

幹から生えた枝を根元から折るように下に力を加えると簡単に折れます。

幹から離した枝を一箇所にまとめ、ひと枝手に取り枝の太いほうから細いほうへ「そぐ」ように分けます。

収穫したら早急に作業してください。
モリンガはたんぱく質がが豊富なせいか、傷みやすく風味が落ちやすいからです。
収穫後は一刻も早く、洗浄し、乾燥しなければ大事な成分を失います。

大型の食品乾燥機は、ご自身で保有または自治体などで貸し出しがあればよいのですが、業務用の食品乾燥機などがない場合は栽培規模を控えめにされてください。

生葉を保存する場合、密封したうえで冷蔵で7日、冷凍で3ヶ月ほどもちます。
乾燥しておけばさらに2年ほど持ちます。

一般的にモリンガは主に、葉を食用、鞘および種を食用及びオイル抽出用とするために栽培されちますが、日本では種はまだできないので葉や枝の活用に限られています。

日本には寒暖の差があるので、実が成る11月ごろに気温が下がり、花は咲いても鞘(種)が出来るまでに枯れるか腐ってしまう場合があります。
(それ以前に、受粉するのに必要な虫が寄ってこないのです。モリンガの花は、日本の昆虫に認識されていないのでしょうか。)

※ 一部の地域で、種ができたとご報告がありました✨
やはり花が咲いた時期にハチなどの虫が多く飛んでいたそうです。
これから先日本産の種が出回る日も近いのではないでしょうか。


収穫量は、季節・気温・降水量によって大きく異なります。

日本においては平均して年1ヘクタール当り3トンほど生産できます。

天候により差はありますが、1反あたり300kg~600kg収穫できます。

葉は、種まき後100日目頃から収穫でき、その年に3回ほど収穫できます。
2mほどに成長したら新芽を刈り(※)背が高くならないようにするとその後の収穫がしやすいです。

(※)その時刈った新芽は、是非新鮮なうちに食べてください。いちばん味わっていただきたい部位です。次の日が違います。

葉は約1ヶ月ごとに収穫できます。

モリンガの生産には、補助的な肥料や灌漑を使用した、暖かく乾燥した条件が最も相応しいとされているが、これは水はけのよい乾燥した土地に当てはまります。
田などの休耕地を使用する場合特に灌漑は必要なく、水はけの悪い土壌を使用するときはなるべく畝(うね)を高くして栽培すると成功します。

害虫と病気

ワサビノキ(モリンガ)は、その原産地や導入地域で深刻な病気の影響を受けることはほとんどありませんが、日本では時々、アブラムシ・カミキリムシ・ネキリムシが害虫にみえます。

一部の地域では、シロアリも多少被害をもたらすことがあり、シロアリが土壌内に多くいる場合は、管理コストがかかるそうです。

天草ではイノシシの被害も見かけますが、モリンガを餌としてではなく、畑に生息するミミズを捕るために土を掘り起こし、結果モリンガの根っこが露出するため葉の生育に影響が出るのでイノシシが多く生息する地域はイノシシ対策も必要になります。

 

収穫後の根の活用法

根はポリフェノールを含み、強い香味を持つ調味料として使用されることもあります。

すりおろしてわさびのように使用しますが、皮にはアルカロイド系の毒があるそうなので厚めに剥いて使用してください。
すりおろすと西洋わさびのような爽やかな香りとほのかな辛味があります。
刺身や肉料理に相性がよさそうです。

興味のある方は皮を厚めに剥いてからご活用ください。

※ 皮をむけば大丈夫と思いますが、万が一のことがあっても自己責任でお願いいたします。

 

モリンガの越冬

気温が10度以下になると紅葉(黄色くなる)落葉します。

地面から10cmほど残して切り、雨や風が当たらない藁を敷き、ビニールをかける。

霜(しも)、雪、雹(ひょう)、長雨はモリンガの天敵です。葉がすぐ枯れます。

鉢やプランターの場合も10cmほど残して切り、全体的にビニールで覆います。雨風が当たらないよう、車庫や軒下に移動させます。越冬中は水はやらないでください。

越冬するために切った木から生えてくるのは1年目より細いものが多いです。
太い1年目の木から2年目の細い枝が何本も出ている状態が怪獣映画に出てくる「キングギドラ」に見えるという人もいます。

幹を太く育てたいのであれば、1年ごとに植え替えをお勧めします。

天草モリンガファームでは播種から3か月後収穫。その後3回ほど収穫し、12月には抜いてしまいます。(越冬はしません。)

 

収穫後の活用法について


モリンガの葉の収穫後の活用法で一番お手軽なのは、生でサラダのようにして召し上がったり、葉をゆでたり炒めたりして召し上がる方法です。

お好きな味付けでめしあがってください。ほかの野菜との相性もいいです。


そのほか少し手をかけて、ジェノベーゼソース風に加工したり、刺身と和えてカルパッチョにしたり、

乾燥させてお茶にするのもおすすめです。

 

☆本格的な栽培を目指す方へ☆

弊社では紆余曲折して今の栽培方法を確立しましたが、これが正解かは分かりません。

お住まいの土地に合った栽培法があるかもしれません。

是非試行錯誤してみてください。

 

モリンガの種は食べることもあります

(原産国ではサプリメントとして食されています)

モリンガは浄化作用があります。

モリンガの種子油の搾りかすを汚水に投入すると水が浄化できます。

これはモリンガの種に含まれている濁水浄化タンパク質が、水に溶け込んでいる異物を接着剤のような効果で固める働きがあるからだそうです。

同じ事が私たちの体の中でも起こり、体を浄化して免疫力を高めるといわれています。

モリンガの種には抗バクテリアタンパク質や重金属吸着タンパク質など含まれていますが、これらが同じ成分化はまだよくわかっていません。

 

  • 現地での食べ方

※基本生食ですが、召し上がる前に一晩水に浸けるか殻ごと5分ほど炒ると苦味が薄れます。

原産国では茶色の殻を割り中の白い実を食べます。苦味がありナッツ系の食感がします。

東南アジアでは1日2~3粒をサプリ代わりに食べているそうです。

また、モリンガの種には「女性にうれしい栄養素」はもとより「男性にうれしい栄養素」が入っているといわれます。

体の中にいつまでも不要なものを溜め込みたくはないので、私も1日3粒よく噛んで食べるようにしています。

そうでした。

種はよく噛んで召し上がるようにしてください。

 

  • 種を食べているお客様の感想

・朝起きた時口の中のねばつきがなくなった。

・老眼でぼんやり見えていたのが徐々に見えるようになってきた。

・ペットに続けて食べさせたら3日後目やにが出なくなった。

・調子が良い時は気が付かないが、調子が悪い時食べると効果がよくわかる。

・階段を上るのが楽になった。

・毎日すっきり。トイレ習慣が前の間隔と明らかに違う。

・ほかに代わったことはしていないのだが、飼い犬のイボが消えた。

・以前⇒早く寝たい… 今⇒まだまだ頑張れる!に変わった。

・血液検査の結果が良くなった。など。

(ご愛用者様それぞれの感想です。皆様に同じ効果があるとは限りません。)

モリンガ種の販売のページ

天草モリンガファーム