モリンガは綺麗な花が咲き、葉は健康食材として人気があります。
また、育て方も比較的簡単で、温かければ大きく育つので、初心者向けの家庭菜園としてもおススメです。
今回は、モリンガの種採取のタイミング、そして、取り方をご紹介します。
天草でできたモリンガの鞘
モリンガの種を取る時期
モリンガの種の採取時期は、11月~12月くらいです。
モリンガは夏が葉の収穫時期ですが、花も夏に咲きます。うまく受粉ができると、秋に実がなります。
10月~11月になると種が大きくなります。
モリンガの種の取り方
10月くらいに、大きくなった実を収穫せず放置します。
(収穫して食べることもできます。塩ゆでして中身を食べます。)
そのまま放置すると、鞘が茶色く枯れてきて、カサカサになり、割れてきます。
サヤが割れて、振ると軽い感触と音がすれば種が出来ていますので、このタイミングで鞘ごと収穫してください。
だんだん枯れてきたモリンガの鞘(イメージ)
採取後の保管方法
モリンガの種(鞘)の採取後は、乾燥するまで干します。雨に当てないよう気を付けてください。
※一つの鞘から十数個採取できます。
乾燥後に、種を取り出し、茶筒や空き瓶(よく洗うなどし、水気は完全にふき取ること)に入れ、冷暗所、(冷蔵庫など)で保管します。
保管した種は、来年の春(5月)ごろに種まきしてみてください。
モリンガの種まき~収穫までのご紹介は以下の記事を是非ご参考になさってください。


1956年3月6日生まれ。天草の自然に育まれすくすくと成長。壮年期NPOを立ち上げ清掃活動や環境活動に取り組む中で常に、高齢化と休耕地問題に悩む。
そんな中、フィリピンの友人から誘われ、セブ島に“モリンガ”を見にいき、その有用性に魅せられる。
育てやすいモリンガで高齢化や休耕地問題も解決できると思い、農業も営業・販売の経験もない中、日本に知名度のない「モリンガ」を天草のブランドすべく2006年「天草モリンガファーム」始動。
そして2019年、産官学共同研究の末、天草モリンガファームの「九州産モリンガ」が機能性表示食品に認定。モリンガでは初。
優れた栄養成分を持つモリンガを、たくさんの皆様に知ってもらいたいと願っている。