【地域別】日本の気候とモリンガの生育

 ■ 日本の気候と地域別モリンガの成長 ■ 
モリンガは熱帯や亜熱帯地方で自生している植物です。夏の暑い日差しと高い気温があれば元気に葉を茂らせ成長します。モリンガは栄養成分が90種類以上と多くバランスよく含んでいるので、近年日本でも栽培が活発に行われるようになりました。
しかしながら熱帯地方の温かい国々と違い、日本には四季があります。場所によっては栽培が可能な地域、そうでない地域などあるようです。モリンガ自体は栽培される土地に順応する能力はあるようですが、やはり気温と日照時間はモリンガの成長のカギとなります。
ここでは、どの地域がモリンガ栽培に適しているのか、適さない地域ではどうすればよいのか、皆さんで解決策など考えていければいいなと思います。
1.日本の気候の特色
日本のほとんどの地域は温帯に属していて、四季の区別が明確で、夏と冬の気候がおおきく違っています。

日本列島は南北に伸びていることと、季節風や海流の影響を受けて、地域によってその気候が異なります。

北海道は亜寒帯に属し、冬の寒さが厳しく、梅雨はありません。
沖縄は亜熱帯に属しているため、一年を通して気温が高いです。

夏は南東から、冬は北西からの季節風が吹き、その影響で、夏は太平洋側で雨が多く、冬は日本海側で雪が多く降りやすくなっています。

梅雨とは…主に6月上旬から7月上旬にかけて北海道を除いて降り続ける長雨。
    オホーツク気団と小笠原気団との間につくられた梅雨前線が日本列島の南部に停滞することにより
    もたらされる。

台風…南方海上に発生した熱帯低気圧が発達したもので、日本では7月から10月にかけて多く通る。
   北上する間に強風と集中豪雨をもたらすので、山崩れや高潮、水害等災害を発生させることが多い。
2.各地域の気候

日本の気候は大きく6つに分けられる。

(1)北海道の気候
 夏は涼しく、冬の寒さが厳しい。1年を通じて降水量は北陸地方に比べると少ない。
 梅雨や台風の影響を受けないのでからっとした天気が多い。太平洋沿岸では
 親潮の影響で春から夏にかけて海上で霧が発生し、海霧と呼ばれる。
モリンガの生育に適している面…降水量が少ない。
モリンガの生育に適さない面…1年を通して気温が低い。特に越冬は難しい。

(2)太平洋側の気候
( 岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京、神奈川県、静岡県、愛知県 三重県、高知県、宮崎県など)
 夏は南東からの季節風の影響を受けて雨が多く、蒸し暑い天気が多い。冬は
 北西からの季節風の影響によって山越しに冷たい乾いた風(からっ風)が吹き、
 かわいた晴れの天気が多い。台風の影響を受けやすい。
乾いた晴れの天気が多い。モリンガは乾燥に強く日光があれば成長が早いため。
台風の影響を受けやすいということは雨風が苦手なモリンガにはつらい環境である可能性が高い。

(3)日本海側の気候
(青森県、秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、京都府、兵庫県 鳥取県、島根県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県など)
 冬は北西からの季節風の影響を受けて雪が多く、山沿いの地域では豪雪地帯
 となる。夏は晴れた日が多く、気温も高い。
夏の晴れた日が多く気温が高いところはモリンガ育成に適している。
雪が多いところはモリンガの越冬は難しい。

(4)中央高地の気候(岐阜・長野・山梨の3県の山岳地方)
 季節風の影響を受けにくいので、1年を通じて降水量が少ない。夏と冬、昼と夜の
 気温の差が大きい。
降水量が少ないというところはモリンガの育成には問題なさそう。夏の気温が高いのは理想的。
夏の気温が高くても、夜との気温差が激しいと葉が黄色くなる可能性はある。

(5)瀬戸内の気候(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)
 夏は四国山地、冬は中国山地が季節風をさえぎるので、1年を通じて晴れの天気
 多く、雨が少ない。
1年を通して晴れが多く雨が少ないとはモリンガにとって理想の環境です。
越冬も可能なのではないでしょうか。

(6)南西諸島の気候(薩南諸島、琉球諸島)
 沖縄、奄美諸島、小笠原諸島を含むこの地域では1年を通して気温が高く、雨は
 多いが、霜や雪は見られない。
沖縄モリンガは知名度があるほど栽培が盛んにおこなわれています。
1年を通して気温が高いこと、冬でも霜や雪が見られないことは大きな要因です。
この地域は台風の影響をモロに受けるという地域でもあります。
毎年台風の被害は弊社の種をご購入くださる沖縄県の栽培者様よりよく伺います。
この記事は■ Hello School 社会科 地理(ハロ地理) No.4 日本の気候■ を引用いたしました。
わかりやすい説明分をありがとうございます。小中学校でもう少し勉強しておけばよかったと思いました。

いかがでしょうか。
これがすべてではなくその地域の総合して平均的な気候の統計ですので、お住まいの地域が当てはまらないこともあると思います。
モリンガを栽培したい方は年々増えています。
興味のある方は参考人されてみてはいかがでしょうか。
各地域の適した面適さない面が分かれば、対策のヒントがあるかもしれません。

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