永遠の悩み…それは…

●解消しないお悩み「おならのニオイ」●

乳酸菌プラスを召し上がっていてよく届くのが「おならが臭くなくなった」というお声です。
モリンガに含まれている不溶性食物繊維が水分を吸収して便の容積を増やし大腸が刺激され、排便がスムーズになるに加え、水溶性食物繊維が腸内でゲル状になり、便を包み込み移動しやすくする。また、乳酸菌ラクリスSが腸内で大腸菌など悪玉菌の繁殖を抑え、腸内菌のバランスをとるなどの働きによるものなのですが、中には「期待していたが、思うほど匂いは変わらなかった。」といったお声が、わずかですがあります。
そこで、以前に特集した、おならの仕組みと匂いの原因について再度ご紹介し、なぜおならが臭いのかについて考えてみます。

参考文献は医学博士伊藤洋子先生のHPです。

●おならもゲップも成分は空気です。●


おならは腸内で発生したガスと思われがちですが、食べ物と一緒に飲み込んだ空気が主な原因です。
息を吸ったときに吸い込んだ空気は気管を通って肺に行くので、おならやゲップにはなりません。しかし、食べ物と一緒に飲み込んだ空気は胃や腸に進みます。
胃に入った空気の大部分は逆流してゲップとして口から出ていきます。
そして一部の空気は水や食べ物と一緒に腸に移動します。

一度腸まで移動した空気は胃へ逆流することはなく、おならとして肛門から出ていくのです。
ゲップとおならの分かれ道は、胃と腸の分かれ道でもあります。

おならの成分で最も多いのは、空気中に含まれる窒素・酸素・二酸化炭素・水素、それに硫化水素などです。
腸内のガスの九割くらいは体外から口と鼻から入ってくるものですが、残りの1割は腸内細菌によって作られます。
このガスのほとんどは、腸管から吸収されますが、吸収しきれない分が肛門から排出されます。
なので、おならの成分の99%は無臭のガス・窒素・酸素・二酸化炭素・水素・メタンですが、わずか1%含まれる「硫化水素」が悪臭の原因なのだそうです。

※ メタンは本来無味無臭です。家庭に供給されるガスは、ガス漏れ検知のため、腐卵臭のある付臭剤の添加が、法律で義務づけられています。

悪臭の原因の硫化水素にもひとつ良いところがあって、ネギやニンニク・玉ねぎなどネギ科の植物や、キャベツ、大根・わさびといった辛味成分を持つ植物のにおい成分「硫化アリル」を熱したときに生まれる成分で、血圧を下げることがわかっています。

また、「硫化アリル」は血液中に入り込み血栓を予防したり、血液をサラサラにして動脈硬化を防いだりといった作用があるそうですが、いっぽう強い体臭やおならの匂いの元にもなっています。

肉類は腸内の悪玉菌のエサとなり、悪玉菌を増やしてしまいにおいの原因になります。
にんにく・玉ねぎは、硫黄成分を多く含んでいるためインドールやスカトールを作ってしまいます。
乳糖不耐(牛乳を飲むとお腹が緩くなってしまう)がある方は、牛乳・ヨーグルトなどの乳製品の取り過ぎに注意して下さい。コーヒーも多量に飲用すると消化が悪くなり悪臭を作る原因になってしまいます。
お酒の分解過程で作られるアセトアルデヒドは、においの元になるため飲み過ぎには注意して下さい。

※ 便秘などで便が腸内に留まる時間が長くなると、腸内細菌によるガスが増えてしまいます。普段から便秘がちな方は改善に努めて下さい。
また、以前は便秘をすることはなかったのに排便具合が悪くなってきた方や膨満感が強い方は大腸がんの心配も。
一度、専門医の診察を受けてみて下さい。

くさいおならがでそうなネギ科の植物や、辛味成分のある野菜の摂取をほどほどにする。
食物繊維を不溶性:水溶性バランスよくとる。
自分に合った乳酸菌を定期的に補給する。
(ヨーグルトなど動物性の乳酸菌が合わない人は、ぬか漬けやキムチなど植物性乳酸菌が合うかもしれません。
色んな種類の乳酸菌を試してみたほうがいいと思います。)

そのほか、タンパク質は悪玉菌のごはんになるので、たんぱく質の撮りすぎはくさいおならの原因になります。お肉の食べ過ぎやプロテインの頻用はほどほどに。

注意①成人の場合、1日平均0.5~1.5リットルのおならが作られますが、腸管から吸収されたガスは血管を通って全身に。最後は肺に到達・口臭の原因になります。

②食物繊維のバランスの良さでモリンガはお勧めです。

③乳酸菌プラスのラクリスSはお試しになった8割のお客様にすごく良い、または良いといった評価をいただいております。でも、中には便秘になっちゃう方もいます。その方には緑のラベルの「モリンガの粒」をお勧めします。

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