免疫アップ?免疫力を高める?結局のところ免疫って何なのよ?

免疫とは身体を病気から守るシステム

免疫のことを説明する前にまず、私たちの体は免疫が働く前に、ほかの方法で守られています。

異物が体内に入り込もうとすると、せきやくしゃみで排出しようとするのもその一つです。鼻水も、気道の粘膜を病原体から守るためのもの。

花粉症の症状で鼻水やくしゃみが多いのも、花粉の侵入を防ごうと反応してしまっているのです。

そのため、粘膜が渇いてしまうと、病原体の侵入を防ぐことができなくなってしまいますので、注意が必要です。

気道を通り抜けた病原体に対しては、胃液で対応します。

胃液は食べ物を消化するほかに強い酸性の胃液によって、病原体を殺菌する役目があるのです。

また、私たちの皮膚には常在菌があり、これが病原体の感染を防いでくれます。

つまり健康な状態の皮膚は、病原体から体を守ってくれているのです。

※真菌による感染症の多くは、傷口から病原体が侵入してしまったものだとされています。

そして、これらの防御で侵入を防ぎきれなかった病原体に対して、対応してくれるのが免疫なのです。

免疫のシステムは免疫細胞チームワークによって作られます。

その免疫細胞について少し説明します。

免疫細胞が生まれる場所・育つ場所

【骨髄】

骨髄では、ほぼすべての免疫に関わる細胞が生まれています。

※好中球やマクロファージのほか、リンパ球〈B 細胞と T 細胞〉、NK 細胞、形質細胞など

【胸腺】

骨髄から移ってきた T 細胞がさらに教育を受けて、たくましく育つ臓器です。胸腺は左右二つからなり、心臓の上にかぶさるように位置しています。思春期頃に最も大きく30~40g 程度に達し、成人後は 1/2 程度に小さくなるといわれています。T 細胞がたくましく育つところが胸腺ですが、優秀なT細胞のみ育てるためふるいにかけられる場所でもあります。

髄骨で生まれ胸腺で鍛えられた細胞たち、は血液に乗ってそれぞれの持ち場につきます。

免疫細胞が最も多く配置されている場所は?

口や胃から始まる小腸や大腸などの消化器官は、皮膚と同じように、常に外界の敵〈抗原〉にさらされています。

そのために免疫などの防御システムが二重三重に張りめぐらされ、多くの免疫細胞たちが、いつも見張りながら、抗原を処理しています。

腸には免疫細胞の、実に6割~7割以上が存在しています。

ここでクイズです☆

さて、免疫細胞が元気に活動しやすい体内環境にするために、友好的なものはどれでしょう?

  1. 日光を浴びる
  2. 肩のストレッチ
  3. 乾燥させないよう加湿をする
  4. 笑う。
  5. 猫のゴロゴロ音
  6. ダンスミュージック
  7. 腹巻をする。
  8. ビタミンCやポリフェノールを捕る

答え合わせをしてみましょう。

① 〇 日光に当たると細菌やウイルスを殺す抗菌ペプチドを作らせる働きがあるビタミンDが生成されます。
また、白血球の働きが正常化し、結果的に免疫力がアップにつながります。
手のひらを太陽にかざしたり、日光の入り込む明るい室内でお昼寝したりなど効果的。

② 〇 首・肩・脇の周りには褐色脂肪細胞というものがあり、刺激すると体が温まる
(=血流が良くなる=細胞や白血球など運ばれやすくなる)
結果免疫力アップにつながる。
壁に手をついて行う「壁腕立て伏せ」は楽に運動ができ、体が温まるのでお勧め。

③ ✕ でもウイルスにとって加湿は大敵。なので対策としてはOK。

④ 〇 実は笑いで免疫力アップに関してはこんな論文が
「笑いが女子大生の免疫機能に与える影響」「笑いヨガが健康に与える影響」
どれも結果的に笑いは免疫力アップにつながるとしている。

⑤ ✕ 幸せホルモン「セロトニン」を増やすが、免疫力に効果があるかは不確か。

⑥ ◎ ジャンルにこだわらず好きな音楽でOK

⑦ ◎ 腸には免疫細胞がたくさんいるので温めて活発に動かそう。

⑧ 〇 ビタミン・ポリフェノールだけでなくバランスの良い食事を心がけましょう。
その点、モリンガはお勧めですよ♪

心身ともに整えて、免疫力をアップさせましょう。手洗い・うがいなどの予防も忘れずに。

ⅲ.モリンガの免疫力向上に関する研究

免疫力を高める栄養成分を豊富に含むモリンガ。

モリンガ特有の免疫力向上の機能について、研究が進んでいます。

モリンガ茶葉の免疫力向上機能効果

鶏を使った研究で、 モリンガを食べた鶏は、食べていないに鶏比べると 免疫力の向上が見られたという結果が得られました。

(研究論文)STUDIES ON IMMUNOMODULATORY EFFECT OF AQUEOUS EXTRACT ANDDRIED POWDER OF Moringa oleifera LEAF IN BROILER CHICKS

モリンガ茶葉のウィルス抑制効果

単純ヘルペスウィルスに感染したマウスに、モリンガ茶を与え続けたところ、細胞の免疫力の高まりによる ウィルス量の減少が見られたとの結果が得られました。

(研究論文)Analysis of activation of cellular immunity through intestinal immunity to develop versatile oral adjuvants for treatment of viral infection

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