モリンガの栽培方法、収穫。収穫後の利用法について。

2020年9月3日

モリンガの栽培方法、収穫。収穫後の利用法について。

鉢・プランターは赤字で補足。

 

ワサビノキ(モリンガ)は摂氏50度にもなる暑い国で古来より自生するスーパーフードです。90種類以上の栄養成分(うち46種類は抗酸化作用を持ち、30種類は抗炎症作用を有する)を単一でしかもバランスよくとれる食物は他に無いといっても過言ではありません。ここにはモリンガの種を購入される方から一番質問の多い「栽培方法」を紹介しています。どうぞ参考になさってください。
但しここに載せているものはほんの一例です。同じように栽培しても、土の状態やその年の天候など何かしらの外部からの影響で、うまく育たない場合もあるかもしれません。

 

土壌準備

天草モリンガファーム(以降弊社)での栽培においては、畑の掘り起こしを行い、畝を高く(高さ30cm程度)し、マルチシートを張る。

鉢やプランターの場合、根が縦に伸びるので深さのあるものを用意する。土は園芸用の土でよい。

 

播種・栽培

15×15センチメートルあるいは20×20センチメートルの間隔で植えれば管理と収穫がしやすい。

弊社では畝を高くした後マルチを張り、50cm間隔で穴をあけ穴に2~4粒植える。芽が出たら一番元気なものを残し間引きする。この方法は、あまり手をかけずに良好な結果を得ることができる。

水は土が乾き過ぎず、湿り過ぎない程度に与える。水のやりすぎは厳禁。

苗を密集させると草取りや疾病予防が難しくなる。また、密集度が高いほど成長度は低い。

発芽率7割程度。種は播種する直前に購入する。前年の種は発芽率を保持できない場合がある。

モリンガの葉の収穫が目的なら収穫しやすい1mほどの高さに一度切る。切ることで脇芽が数本出てくるので、切っても切らなくても収穫量はたいして変わらない。

たまに縮れた葉や赤い枝が生えるが、先祖返りしているらしい。

鉢やプランターの場合1mほどまでしか成長しないので10cm間隔で植えてもよい。もし窮屈なくらい成長したら間隔をあけるために、鉢やプランターを追加して植え替える。

 

収穫・加工

弊社はワサビノキ(モリンガ)の収穫を、手作業で行う。幹から生えた枝を根元から折るように下に力を加えると簡単に折れる。幹から離した枝を一箇所にまとめ、ひと枝手に取り枝の太いほうから細いほうへ「そぐ」ように分ける。

収穫したら早急に加工する。ワサビノキ(モリンガ)は栄養が豊富なため風味が落ちやすく傷みやすいからである。そのため、商品にするための加工技術がない場合、栽培する量は控えめにする。

生のまま調理して食べる場合、1日に一人分一握り程にとどめておく。生葉を食べすぎるとおなかが緩くなる場合がある。

生葉を密封したうえで保存する場合、冷蔵で7日、冷凍で3ヶ月、乾燥しておけばさらに長持ちする。

ワサビノキ(モリンガ)は、主に葉を食用、鞘および種を食用及びオイル抽出用とするために栽培される。しかし日本には四季があり、実が成る前に気温が下がるため、花は咲いても種が出来るまでに至らない。(それ以前に、受粉するのに必要な虫が寄ってこない。)

収穫量は、様々な条件によって大きく異なる。弊社においては平均して年1ヘクタール当り3トンほど生産できる。葉は、種まき後100日頃から収穫でき、その年にさらにあと3回ほど収穫できる。葉は約1ヶ月ごとに収穫される。

ワサビノキ(モリンガ)の生産には、補助的な肥料や灌漑を使用した、暖かく乾燥した条件が最も相応しい。

 

害虫と病気

ワサビノキ(モリンガ)は、その原産地や導入地域で深刻な病気の影響を受けることはほとんどない。

日本では、アブラムシ、カミキリムシ、ネキリムシが重大な害虫となる。一部の地域では、シロアリも多少被害をもたらすことがあり、シロアリが土壌内に多くいる場合はお勧めしない。

また、近年イノシシの被害もあり。

畑を掘り起こしてミミズを食べるためモリンガが根こそぎ掘り起こされ倒されるため、注意が必要。

 

根はポリフェノールを含み、強い香味を持つ調味料として使用されることもある。

すりおろしてわさびのように使用できるが、皮には毒があり使用を勧めない。

 

越冬

気温が10度以下になると紅葉(黄色くなる)落葉する。地面から10cmほど残して切り、雨や風が当たらない藁を敷き、ビニールをかける。霜、雪、雹、長雨は天敵。

鉢やプランターの場合も10cmほど残して切り、全体的にビニールで覆う。雨風が当たらないよう、車庫や軒下に移動する。越冬中は水はやらない。

 

 

☆本格的な栽培を目指す方へ☆

 弊社ではさまざまな方法で試して今の栽培方法を確立しましたが、これが正解かは分かりません。

 お住まいの土地に合った栽培法があるかもしれません。是非試行錯誤してみてください。

 


お客様からの質問

弊社のモリンガは農薬不使用、化学肥料不使用で栽培されています。
種を仕入れているインドの畑も農薬不使用、化学肥料も全く使っておりません。

そのように表記しているのですが、たまに以下のような質問をいただきます。

「有機栽培か無農薬栽培か、自然栽培のものか、そうでないのか?」

ひとくくりに無農薬栽培だ、自然栽培だといってもよくわかりませんよね。
私はよくわかりません。
なので弊社ではこのような表記は使いません。
弊社の答えは「農薬不使用、化学肥料不使用で栽培している」という言い方だけです。

念のため違いを明記してみました。

 

有機栽培の定義(オーガニック栽培)

  •  有機栽培には公的機関(第3者)の認証が必要
  •  指定された農薬や化学肥料を使用しない
  •  植物性or動物性の有機肥料を使っている場合がある

自然栽培の定義

  •  第3者及び、公的機関の認証が必要ではありません。自己申告制であること
  •  農薬や化学肥料を使いません
  •  植物性、動物性の肥料を使用しておりません

「無農薬栽培」という表示は推奨されない。

消費者からの「『無農薬』の表示は残留農薬がないとの誤解を与える」、「『減農薬』の定義が曖昧で分かりにくい」といった意見を踏まえて、農水省は消費者の誤認防止を目的とした「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」を作りました。
そのなかで「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」の語は、消費者に優良誤認を招く可能性があるため、原則的に表示が禁止されているとのことです。
「特別栽培農産物」に該当しない農産物でも、曖昧な表示を行うことはならず、農産物の品質と表示内容が大きく異なる場合や、実際のものより著しく優良又は有利であると誤認させたり、品質を誤認させるような場合は、JAS法により指示・公表等の対応が行われるそうです。

天草モリンガファームにおけるモリンガの栽培方法は???

弊社の畑は、数年前より、「掘り起こして、畝を作って、マルチを張って、種を植えて、1回だけ水やりして、収穫して、残った幹は掘り起こして、一部は次の肥料にするために粉砕して土に混ぜる。」
ただそれだけです。

お客様の口に入るモリンガに、化学肥料も農薬も一切加えません。